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外車に乗っていると、車検や点検の明細を見て『やっぱり外車の維持費は高いのかな』と感じる瞬間がありますよね。
結論から言うと、外車の維持費が高いと言われる理由は、部品と整備・燃料・消耗品・保険の4つに分けると見えてきます。
税金や自賠責のように国産車と同じルールで決まる費用もあるので、「どこが高いのか」を一つずつ確かめるのが近道です。
この記事を読むと、輸入車の維持費が高いと感じる理由と、高いと感じた時に取れる選択肢が分かります。
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5年目のGLCに乗っています。点検のたびに出費が増えてきて、外車の維持費って高いんだなと実感しています。
そう感じる方は多いんです。まずは「国産車と同じ部分」と「外車で差が出やすい部分」を分けて、どこが重くなっているのかを一緒に見ていきましょう。
外車の維持費は本当に高い?国産車と同じ部分・違う部分
自動車税・重量税・自賠責は国産車と同じ表で決まります。外車の維持費が高いと言われるのは、主に部品と整備、燃料、消耗品、保険の部分です。
『外車は税金からして高いんでしょ?』と思われがちですが、実はそうではないんです。
自動車税は排気量、重量税は車両重量と年数で決まり、国産車か外車かでは変わりません。
| 費用の項目 | 決まり方 | 外車だから変わる? |
|---|---|---|
| 自動車税 | 総排気量と初度登録の時期 | 変わらない |
| 自動車重量税 | 車両重量と経過年数 | 変わらない |
| 自賠責保険 | 保険の期間 | 変わらない |
| 部品・整備 | 部品の手配と依頼先 | 差が出やすい |
| 燃料 | 燃料の種類と燃費 | 差が出やすい |
| タイヤなど消耗品 | サイズと交換の時期 | 差が出やすい |
| 任意保険 | 車種・年齢条件・等級 | 差が出やすい |
上の3つは、同じ排気量・同じ重さなら国産車と同じ金額です。
ですから「外車のデメリットは維持費」と言われる時に、実際に差が出ているのは下の4つなんです。
税金の詳しい表は外車の税金、国産車との違いは国産車と外車の維持費の違いで項目ごとに比べています。

理由1 部品の取り寄せと正規ディーラーでの整備
点検の見積もりを見ると、部品代の行がけっこう長いんです。外車の部品って特別なんですか?
輸入車の純正部品は、海外のメーカーから日本のインポーターを通して届く流れになっています。在庫や手配の事情で、国産車と感じ方が違うことがあるんですよ。
外車の維持費が高い理由としてよく挙がるのが、部品と整備の費用です。
輸入車の純正部品は、国内に在庫がない時は取り寄せになります。
その間は車を預けることになったり、代わりの車が必要になったりと、お金以外の負担も出ることがあります。
正規ディーラーでの整備が中心になりやすい
外車は、購入した正規ディーラーで点検や車検を受ける方が多いですよね。
正規ディーラーは、そのメーカーの車を専門に扱い、メーカーの基準に沿って点検します。
その分、作業の内容が細かくなり、見積もりの項目も多くなりがちです。
ただ、これは「高く取られている」という話ではありません。
メーカーの指定どおりに整備した記録が残ることは、売る時に整備記録簿として査定で見てもらえる材料にもなります。
金額は見積もりで確かめるのが一番確か
部品代や工賃は、車種・年式・依頼先でかなり違います。
平均の金額を当てはめても自分の車には合わないので、この記事では具体的な金額は出していません。
『他の店ならもっと安いのでは?』と感じたら、同じ内容で別の整備工場に見積もりを頼んで比べてみてください。
- 今回やらないと車検や安全に関わる整備はどれか
- 早めの交換をすすめられているだけの整備はどれか
- 部品は純正か、それ以外か
- 保証やメンテナンスプログラムの対象になる作業があるか
例えばこんな場面で「高い」と感じやすい
同じ点検でも、差を感じやすいのは次のような場面です。
- 車検と一緒に、ブレーキまわりやバッテリーの交換をすすめられた
- 部品の取り寄せで、数日から数週間車を預けることになった
- 点検で見つかった不具合を、まとめて直すかどうか決める時
例えば窓口で「今回は車検に通すための整備と、早めの交換をおすすめする整備があります」と言われることがあります。
その時は「通すために必要なのはどれですか?」と聞いてみてください。
項目を分けてもらうだけで、今払うものと後で考えればいいものがはっきりしますよ。
整備や点検の内容そのものは、正規ディーラーや整備工場に相談して決めましょう。
メンテナンスの費用の考え方は外車のメンテナンス費用でも紹介しています。
理由2 ハイオク指定が多く燃料代がかさみやすい
輸入車は、小さめの車でも無鉛プレミアム(ハイオク)指定のものが多いです。同じ距離を走っても、燃料の単価の分だけ燃料代に差が出ます。
外車の維持費が高い理由で、毎月じわじわ効いてくるのが燃料代です。
メーカーの諸元表(2026年11月4日確認)で、小さめの輸入車の燃料を見てみましょう。
| 車種・グレード | 総排気量 | 燃料 | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|---|
| VW ポロ TSI系(2026年6週以降生産車) | 999cc | 無鉛プレミアム | 17.6km/L |
| プジョー 208 Allure | 1,199cc | 無鉛プレミアム | 17.9km/L |
| BMW 120(48Vハイブリッド) | 1,498cc | 無鉛プレミアム | 16.8km/L |
| ボルボ XC40 B3 | 1,968cc | 無鉛プレミアム | 14.8km/L |
| BMW 120d | 1,995cc | 軽油 | 21.2km/L |
コンパクトな車でもハイオク指定なので、『小さい外車ならレギュラーで走れるはず』とは限らないんです。
ディーゼル車は軽油を使うので、燃料の種類によって単価の感じ方が変わります。
ディーゼルやハイブリッドなら燃料代は抑えやすい?
燃費の数字だけを見ると、ディーゼルの120dは21.2km/Lと、同じ1シリーズのガソリン車より伸びています。
ただし燃料の単価が違うので、燃費が良い車ほど燃料代が安い、とは単純に言えません。
『燃費のいい車にすれば解決するかな』と思ったら、燃料の種類と単価までそろえて比べてみるのがおすすめです。
自分の車の燃料代を出してみよう
日本自動車工業会の2025年度の調査では、乗用車の月間走行距離の平均は345kmでした。
1年にすると4,140kmです。
例えば燃費14.8km/LのXC40でこの距離を走ると、年に約280Lの燃料を使う計算になります。
ここに、ふだん入れているハイオクの単価をかけると、年間の燃料代が出ます。
実際の燃費は道路や乗り方で変わるので、給油の記録から自分の車の燃費を出すと、より近い数字になりますよ。
燃料代を比べる時に、国産車のレギュラーの単価で計算してしまうことです。乗っている車の燃料の種類は、車検証の「燃料の種類」の欄や取扱説明書で確かめておきましょう。
理由3 タイヤ・バッテリーなど消耗品と任意保険
タイヤを替えたら思ったより高くて驚きました。これも外車だからでしょうか?
車によっては、大きめのタイヤや専用の規格のタイヤを履いていることがあります。サイズで値段が変わるので、まずはご自分の車のタイヤのサイズを見てみましょう。
消耗品は、毎月かかるわけではありません。
そのかわり、数年に一度まとめて出費になるので「急に高くついた」と感じやすいんです。
| 消耗品 | 交換の目安(JAF) |
|---|---|
| タイヤ | 使用開始から4〜5年、走行約30,000km、残り溝4mm以下 |
| バッテリー | ガソリン車で2〜5年、アイドリングストップ車で2〜3年 |
| エンジンオイル | ガソリン車で1万5,000kmまたは1年 |
ただし、交換の時期はメーカーの指定が優先です。
メンテナンスノートや取扱説明書で、自分の車の時期を確かめておきましょう。
タイヤの溝は、保安基準で1.6mm以上と決まっています(国土交通省)。
任意保険は車種と条件で変わる
任意保険の保険料は、車種・運転する人の年齢・等級・補償の内容で決まります。
同じ車でも人によって金額がまったく違うので、平均の数字はあてになりません。
『外車だから保険が倍になるの?』という声もありますが、倍になるかどうかは契約の条件しだいです。
今の保険証券を見直すか、乗り換え先の車で見積もりを取って比べてみてください。

保証が終わる4年目からが分かれ目:高いと感じた時の選択肢
新車から3年ほどは、保証やメンテナンスのプログラムで出費が抑えられているブランドが多くあります。それが終わるタイミングで、維持費が急に高く感じられやすいんです。
外車の維持費が高いと感じ始める時期は、だいたい決まっています。
新車の時に付いていた保証やメンテナンスが終わり、点検のたびに費用を払うようになる時期です。
| ブランド | 新車に付いている主な内容(公式) |
|---|---|
| メルセデス・ベンツ | メルセデス・ケア 3年間・走行距離無制限(定期メンテナンスを含む) |
| BMW | 新車保証 3年、BMWサービス・コンプリート 3年間は標準付帯 |
| アウディ | Audi Warranty 3年、Audi Freeway Plan 初度登録から3年間 |
| ボルボ | ボルボ・ワランティ 初年度登録から5年間・走行距離無制限(一部旧モデルは3年) |
| ジープ | Warranty for You 3年間(6万kmまで)、Maintenance Care 3年間 |
各社の公式サイト(2026年11月4日確認)の内容です。最新の条件は公式で確かめてみてください。
高いと感じた時に取れる4つの選択肢
『このまま乗り続けて大丈夫かな』と迷ったら、次の4つを並べて考えてみましょう。
| 選択肢 | 向いている人 | 確かめること |
|---|---|---|
| 延長保証に入る | 今の車にもう数年乗りたい | 加入できる期限と条件 |
| メンテナンスパッケージに入る | 点検や消耗品の出費をならしたい | 対象になる部品と期間 |
| 維持費を抑えやすい車に乗り換える | 車の使い方が変わった | 次の車の排気量・燃料・保証 |
| 今の車を売る | 乗る予定が減った・出費が重い | 今の車の買取相場 |
延長保証には、メルセデス・ベンツの「保証プラス」(メルセデス・ケア終了後も2年間)や、BMWの新車延長保証プログラムのような有償のものがあります。
どちらも加入できる条件が決まっているので、ディーラーで早めに聞いておくと安心です。
延長保証とメンテナンスパッケージは中身が違う
似た名前のプランが多いので、中身を分けて見ておきましょう。
| プランの種類 | 主な中身 | 例(公式の名称) |
|---|---|---|
| 延長保証 | 故障した時の修理を無償にする期間を延ばす | メルセデス・ベンツ「保証プラス」、BMW新車延長保証プログラム |
| メンテナンスパッケージ | 決まった時期の部品・油脂類の交換や点検をまかなう | メルセデス・ベンツ「メンテナンス プラス」、Audi Freeway Plus. |
メルセデス・ベンツの「メンテナンス プラス」は、交換時期に来た部品・油脂類を無料で補充・交換する内容で、一般保証は含まないと公式に書かれています。
修理の不安を減らしたいのか、点検の出費をならしたいのかで、選ぶプランが変わるんです。
売る予定があるなら引き継ぎの条件も確かめる
もう一つ見落としやすいのが、プランを次のオーナーに引き継げるかどうかです。
例えばBMWサービス・コンプリートは第三者に継承できず、条件を満たせば解約返戻金があると公式に書かれています。
フォルクスワーゲンの延長保証も、使用名義人が変わると継承できないと保証書に書かれています。
数年以内に売るかもしれないなら、加入する前に引き継ぎと解約の条件を聞いておきましょう。
- 延長保証やメンテナンスで出費の波をならせる
- 乗り慣れた車をそのまま使える
- 買い替えの手間がかからない
- 保証が切れた後の出費の心配がなくなる
- 次の車を維持しやすい条件で選び直せる
- 今の車の状態で売れるうちに決められる
どちらが正解ということはありません!
これからの出費の見込みと、今売ったらいくらになるかを並べて決めるのがおすすめです。
維持費を抑えやすい車の条件は維持費が安い外車の条件で詳しく紹介しています。
外車の維持費が高いと感じている方からのよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、外車の維持費や値段の高さについての相談が多く寄せられています。
ここでは、よくある3つの相談に答えていきますね。
「外車は車検代が高い」と感じている
友人が外車の車検代の高さに腹を立てていて、軽自動車にすればと言ったら反発された、という相談です。
車検の時の費用は、重量税・自賠責・検査手数料の法定費用と、点検整備の費用に分かれます。
このうち法定費用は国産車と同じルールで、差が出るのは点検整備の部分です。
見積もりの中で、今回やらないといけない整備と、早めの交換をすすめられた整備を分けてもらうだけでも、納得感が変わりますよ。
車検の内訳は外車の車検費用で詳しく紹介しています。
外車の税金は日本車よりはるかに高い?
外車の税金は日本車より大幅に高いのか知りたい、という相談です。
結論から言うと、自動車税も重量税も、外車だから上乗せされる仕組みはありません。
外車には排気量が大きい車や重い車もあるので、その車は区分が上がる分だけ税額も上がる、と考えると分かりやすいです。
自分の車の税額は、車検証の総排気量と車両重量から確かめられます。
リセールが高い外車のメーカーはある?
輸入車でリセールバリューが高い車種やメーカーがあるか知りたい、という相談です。
リセールは車種だけで決まるものではなく、ボディタイプ・色・グレード・装備・年式・走行距離などで変わります。
特定のメーカーで一律に言い切れるものではないので、売る時は自分の車の条件で相場を調べてみてください。
考え方は外車のリセールバリューにまとめています。
相談の多くは「何に一番お金がかかっているか」が分かると、ぐっと整理できます。明細を項目ごとに並べてみてくださいね。
維持費が重くなったら:今の外車の手放し方と相場の調べ方
延長保証に入るか、思い切って売るか迷っています。売るならディーラーの下取りでいいんでしょうか?
下取りも一つの方法ですが、買取店に売る方法もあります。まずは今の車の相場を知って、下取りと買取の両方の見積もりを並べてみましょう。
外車を手放す方法は、ディーラーの下取りだけではありません。
外車に強い買取店に売る方法もあり、店ごとに販路が違うので、見積もりの金額にも差が出ます。
『下取りしか考えていなかった…』という方も、一度は比べてみる価値があります。
売る前に複数の見積もりで相場を知る
同じ車種・年式・走行距離の買取相場を調べてから、下取りと買取店の両方で見積もりを取ってみてください。
比べる材料があるだけで、提示された金額が高いのか低いのかを自分で判断できます!
相場の調べ方は外車の買取相場の調べ方で紹介しています。
売る時期は保証・車検・4月1日で考える
保証が切れる前、車検の前、4月1日の前は、売る時期を考えるきっかけになります。
自動車税は4月1日時点の車検証の所有者に1年分がかかり、名義変更をしても月割で戻る仕組みはありません(東京都主税局)。
3月に売るなら、名義変更が3月31日までに終わるかを契約前に確かめておきましょう。
- 1年分の維持費を項目ごとに書き出す
- 延長保証やメンテナンスの条件と期限をディーラーに聞く
- 今の車の買取相場を調べる
- 下取りと買取店の両方で見積もりを取る
- 乗り続ける費用と売った場合の金額を並べて決める
手放すタイミングは外車を手放すタイミング、売る流れ全体は外車を売るにはにまとめています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
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