維持費が安い外車の条件は?排気量・燃費・燃料で小さめの輸入車を比較

維持費が安い外車の選び方を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、自動車メーカー・インポーターの公式情報、国土交通省・総務省・国民生活センターなど公的機関の情報、業界団体の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。新車価格・保証・税制は記事執筆時点の情報で、改定されることがあります。記事内には広告を含む場合があります。

今の外車の維持費が重くなってきて、『次は維持費が安い外車にしたいな』と考えている方も多いはずです。

結論から言うと、維持費が安い外車かどうかは、ブランドよりも「排気量・車両重量・燃費・燃料の種類」の4つでかなり決まります。

この4つはメーカーの諸元表と車検証で確かめられるので、候補の車を同じ物差しで比べられるんです。

この記事を読むと、維持費をかけたくない時の外車の選び方と、乗り換える前に今の車をどう手放すかが分かります。

外車を手放したい人

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今のSUVの維持費が思ったより重くて、次はもう少し維持しやすい外車にしたいと思っています。何を見て選べばいいですか?

案内役

まずは排気量と車両重量、それから燃費と燃料の種類を見てみましょう。税金はこの数字でほぼ決まるので、候補の車を並べると違いがよく分かりますよ。

維持費が安い外車を選ぶ4つの条件

先に結論

維持費が安い外車の条件は、排気量が小さい・車両重量が軽い・燃費が良い・保証やメンテナンスの期間が長い、の4つです。どれも公式の諸元表で確かめられます。

外車だからといって、特別な税金がかかるわけではありません。

自動車税・重量税・自賠責は国産車と同じルールなので、小さく軽い車ほど公的な費用は下がります。

条件下がる費用どこで確かめる
排気量が小さい毎年の自動車税諸元表・車検証の総排気量
車両重量が軽い車検の時の重量税諸元表・車検証の車両重量
燃費が良い毎月の燃料代諸元表のWLTCモード燃費
保証・メンテナンスが長い修理や点検の出費インポーターの公式サイト

この4つのうち、税金と燃料は数字で比べられます。

整備や任意保険は車と使い方で変わるので、候補が絞れたら見積もりで確かめるのがおすすめです。

例えばこんな乗り換えで考えてみる

2019年10月1日以後に初登録した車で、排気量1,968cc・車両重量1,660kgのSUVから、999cc・1,180kgのハッチバックに乗り換える場合を考えてみます。

費用乗り換え前乗り換え後差
自動車税(年額)36,000円25,000円11,000円
重量税(2年・エコカー減税の対象外)32,800円24,600円8,200円

税金だけで、毎年11,000円と、車検ごとに8,200円の違いが出る計算です。

ここに燃料代の違いも加わるので、車の大きさを一段下げるだけでも、維持費は思った以上に変わるんですよ。

維持費の全体の内訳は外車の維持費は年間いくら?で紹介しています。

外車の税金が安いのは排気量の小さい車

外車を手放したい人

外車でも税金が安い車ってあるんですか?

案内役

ありますよ。自動車税は排気量の区分で決まるので、1L以下や1.5L以下の外車なら、同じ区分の国産車と同じ金額です。

自動車税は、毎年4月1日時点の車検証の所有者にかかる税金です。

自家用の乗用車の年額は、排気量の区分ごとに次のように決まっています(東京都主税局の税率表・グリーン化特例を受けない場合)。

総排気量2019年10月1日以後に初登録2019年9月30日以前に初登録
1L以下25,000円29,500円
1L超〜1.5L以下30,500円34,500円
1.5L超〜2L以下36,000円39,500円
2L超〜2.5L以下43,500円45,000円
2.5L超〜3L以下50,000円51,000円

例えば2Lを超える車から1.5L以下の車に乗り換えると、区分が下がる分だけ毎年の自動車税が下がります。

外車の税金が安い車を探すなら、まず排気量の区分を見るのが近道なんです!

重量税は車両重量で決まる

重量税は、車検の時に車両重量に応じて払う税金です。

2年分の自家用乗用車で、車両重量0.5tごとに8,200円になります(13年未満・エコカー減税の対象外の場合)。

1t超〜1.5t以下なら24,600円、1.5t超〜2t以下なら32,800円です。

エコカー減税の対象になる車はさらに下がるので、実際の額は国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスで確かめてみてください。

税金の仕組みは外車の税金で詳しく紹介しています。

小さめの輸入車を公式の諸元で比べてみよう

先に結論

1L前後〜1.5L以下の輸入車は、自動車税が25,000円か30,500円の区分に入り、車両重量も1.5t以下に収まる車が多いです(2019年10月1日以後に初登録した場合)。

メーカーの諸元表と国土交通省の燃費公表(2026年11月4日確認)から、日本仕様の小さめのグレードを並べました。

自動車税と重量税は、上の表に当てはめて計算した額です。

車種・グレード総排気量車両重量自動車税(年額)重量税(2年)
VW ポロ TSI系999cc1,180kg25,000円24,600円
VW T-Cross 1.0 TSI999cc1,260kg25,000円24,600円
フィアット 500 TwinAir(販売終了車)875cc1,040kg25,000円24,600円
フィアット 500 1.2 Cult(販売終了車)1,240cc990kg30,500円16,400円
プジョー 208 Allure1,199cc1,160kg30,500円24,600円
シトロエン C3 PLUS HYBRID1,199cc1,270kg30,500円24,600円
VW ゴルフ eTSI Active1,497cc1,320kg30,500円24,600円
MINI クーパー 3ドア C1,498cc1,280kg30,500円24,600円
メルセデス・ベンツ A 1801,331cc1,400〜1,420kg30,500円24,600円
BMW 120(48Vハイブリッド)1,498cc1,460kg30,500円24,600円
ジープ レネゲード e-Hybrid1,468cc1,470kg30,500円24,600円
ルノー カングー ガソリン1,333cc1,570kg30,500円32,800円
ルノー ルーテシア E-TECH1,597cc1,300kg36,000円24,600円
ボルボ XC40 B31,968cc1,660kg36,000円32,800円

重量税は、エコカー減税の対象外として計算しています。ハイブリッド車などは減税で下がる場合があります。

VWの3車は、ポロが2026年6週以降、T-Crossが2026年36週以降、ゴルフが2026年16週以降に生産された車の諸元です。ルノーの2車は、ルーテシアが2025年10月現在、カングーが2025年9月現在の諸元です。

フィアット500のガソリン車は、日本向けの生産が2024年5月に終わったモデルなので、中古で探す場合の参考にしてください。

燃費と燃料の種類も一緒に見る

税金だけでなく、毎月かかる燃料代も維持費の大きな部分です。

日本自動車工業会の2025年度の調査では、乗用車の月間走行距離の平均は345kmで、1年にすると4,140kmです。

この距離を走った場合の燃料の量を、燃費から計算してみました。

車種・グレード燃料WLTCモード燃費年4,140km走った場合の燃料
ルノー ルーテシア E-TECH無鉛プレミアム25.4km/L約163L
シトロエン C3 PLUS HYBRIDプレミアムガソリン22.3km/L約186L
フィアット 500 TwinAir無鉛プレミアム19.2km/L約216L
VW ゴルフ eTSI Active無鉛プレミアム18.8km/L約220L
プジョー 208 Allure無鉛プレミアム17.9km/L約231L
VW ポロ TSI系無鉛プレミアム17.6km/L約235L
ジープ レネゲード e-Hybrid無鉛プレミアム17.7km/L約234L
VW T-Cross 1.0 TSI無鉛プレミアム17.0km/L約244L
BMW 120無鉛プレミアム16.8km/L約246L
ボルボ XC40 B3無鉛プレミアム14.8km/L約280L

ここで気づくのが、どの車もハイオク指定だという点ですよね。

『輸入車でもレギュラーで走れる車を選べば安くなるのでは?』と思うかもしれませんが、今回並べた小さめのグレードはほぼ無鉛プレミアム指定でした。

燃料代を比べる時は、ハイオクの単価で計算しておきましょう。

維持費が安い外車を選ぶ4つの条件の図解
数字は年式とグレードで変わる

同じ車名でも、年式やグレードで排気量・車両重量・燃費は変わります。中古で探す時は、その車の車検証の総排気量・車両重量・燃料の種類を見せてもらって当てはめてみてください。

維持費の安い外車のSUVを選ぶ時の条件

外車を手放したい人

子どもの送り迎えもあるので、次もSUVがいいんです。SUVでも維持費を抑えやすい外車はありますか?

案内役

コンパクトなSUVなら、排気量1L前後で車両重量1.5t以下の車もあります。重さの区分を一つ下げるだけで、車検の時の重量税が変わりますよ。

SUVは車体が大きく重くなりやすいので、重量税の区分に注意が必要です。

上の表のSUVで比べると、違いがよく分かります。

SUV総排気量車両重量自動車税の区分重量税の区分
VW T-Cross 1.0 TSI999cc1,260kg1L以下1t超〜1.5t以下
ジープ レネゲード e-Hybrid1,468cc1,470kg1L超〜1.5L以下1t超〜1.5t以下
ボルボ XC40 B31,968cc1,660kg1.5L超〜2L以下1.5t超〜2t以下

レネゲードはサンルーフ付きだと1,500kgになりますが、1.5t以下の区分にはまだ収まります。

維持しやすい外車のSUVを探すなら、「排気量1.5L以下」「車両重量1.5t以下」の2つを目安にすると候補を絞りやすいです!

SUVで維持費がかからない車を選ぶ時に見落としやすいこと

ただし、税金だけで決めると後で「思っていたのと違う」となりがちです。

外車のSUVを選ぶ時に確かめたいこと
  • 総排気量と車両重量の区分
  • 指定の燃料(ハイオクか軽油か)
  • 新車保証とメンテナンスが何年付くか
  • タイヤのサイズ(大きいほど交換の費用に響く)
  • 任意保険の見積もり

SUVのリセールの考え方は外車SUVのリセールで紹介しています。

保証とメンテナンスの期間も維持しやすさに関わる

先に結論

新車保証やメンテナンスの付く期間が長いほど、修理や点検の出費の心配が減ります。期間と距離の条件はブランドで違います。

維持費がかからない外車を選びたい時は、保証の期間も大事な物差しです。

保証が付いている間は、故障の修理が無償になる範囲があるからなんです。

ブランド新車保証(公式)
ボルボ初年度登録から5年間・走行距離無制限(一部旧モデルは3年)
フォルクスワーゲン新車納車日から3年以内・走行距離にかかわらず一般保証
プジョー新車登録日から3年間・走行距離無制限
ジープ新車登録から3年間(6万kmまで)、Maintenance Care 3年間付帯
ルノー新車登録日より3年間もしくは6万kmの早い方

各社の公式サイト(2026年11月4日確認)の内容です。最新の条件は公式で確かめてみてください。

保証が切れた後に入れる延長保証は、ブランドごとに入れる期限や条件が決まっています。

例えばボルボの6年目延長保証は、正規ディーラーで購入し、2回目の車検を正規ディーラーで受けた人が対象です。

候補の車が決まったら、延長保証の条件も一緒に聞いておくと安心です。

メンテナンスが付いているブランドもある

保証とは別に、新車から一定の期間、点検や消耗品の交換が付いているブランドもあります。

ブランド新車に付いているメンテナンス(公式)
メルセデス・ベンツメルセデス・ケア(3年)に定期メンテナンスの工賃・交換部品を含む
BMWBMWサービス・コンプリート 3年間は標準付帯
アウディAudi Freeway Plan 初度登録から3年間の点検・指定消耗品の交換など
ジープMaintenance Care(1-3)3年間無償付帯

『車両価格が高めでも、最初の3年の点検代がかからないなら…』と考える方もいますよね。

維持費を比べる時は、車両の価格と一緒に、こうしたプログラムの期間も並べて見ておくと判断しやすくなります。

維持費が安い外車についてよくある相談

Yahoo!知恵袋にも、外車の値段や維持費の安さについての相談が多く寄せられています。

ここでは、よくある3つの相談に答えていきますね。

BMWやアウディの中古はなぜ安く見える?

BMWやアウディの中古車は、新車から数年でずいぶん安く売られているのはなぜか、という相談です。

中古車の値段は、同じ車を欲しい人の多さと、市場に出ている台数で決まります。

新車の価格が高い車ほど、値下がりの幅が金額として大きく見えやすい面もあります。

中古で買う側なら保証の残りと整備記録を、売る側なら今の相場を確かめるのが大切です。

外車の車検は安い店でも受けられる?

外車の車検を安く済ませたいけれど、車検の専門店でも外車は安くなるのか、という相談です。

車検の費用のうち、重量税・自賠責・検査手数料の法定費用はどこで受けても同じです。

差が出るのは点検整備の部分なので、同じ内容で見積もりを取って比べてみてください。

ただ、メンテナンスのプログラムに入っている間は、正規ディーラーで受けると点検の工賃や部品がまかなわれる場合があります。

車検の内訳は外車の車検費用で詳しく紹介しています。

BMWの下取りはなぜ安く感じる?

BMWの下取りが思ったより安いのはなぜか、という相談です。

下取りは、新しい車の代金の一部を今の車で支払う形の取引です。

値引きと合わせた条件で提示されることが多いので、下取りの金額だけを取り出すと低く見えることがあります。

下取りの金額の見方は外車の下取りはなぜ安いと言われる?で詳しく紹介しています。

案内役

次の車を選ぶ時ほど、今の車をいくらで手放せるかが大事になります。乗り換えの予算を考える前に、今の車の相場も見ておきましょう。

乗り換える前に:今の外車の手放し方と相場の確かめ方

外車を手放したい人

次の車の候補は決まってきました。今乗っている外車は、そのままディーラーで下取りに出せばいいですか?

案内役

下取りも手軽ですが、買取店に売る方法もあります。両方で見積もりを取ると、今の車の相場が分かって、乗り換えの予算も立てやすくなりますよ。

維持費が安い外車に乗り換える時は、今の車をどう手放すかで、使えるお金が変わります。

外車を手放す方法は、ディーラーの下取りだけではありません。

外車に強い買取店に売る方法もあり、店ごとに販路が違うので見積もりにも差が出ます。

『下取りの方が手続きが楽だし…』と感じるのは自然なことです。

ただ、一度は買取店の見積もりも取って、下取りの金額と並べてみるのがおすすめです。

乗り換える前の進め方
  1. 次の車の候補を、排気量・車両重量・燃料・保証で絞る
  2. 今の車の買取相場を調べる
  3. 下取りと買取店の両方で見積もりを取る
  4. 売る時期を保証・車検・4月1日で決める
  5. 次の車の納車の時期と、今の車を引き渡す時期を合わせる

売る時期は4月1日と車検を意識する

自動車税は4月1日時点の所有者に1年分がかかり、名義変更をしても月割で戻る仕組みはありません(東京都主税局)。

3月に売るなら、名義変更が3月31日までに終わるかを契約前に確かめておきましょう。

車検が近い時は、車検を通してから売るか、通す前に売るかも考えどころです。

詳しくは外車は車検前に売るべき?で比べています。

乗り換える前に今の外車の手放し方を決める流れの図解

外車から国産車への乗り換えも考えている方は外車から国産車に乗り換える、売る流れ全体は外車を売るにはも参考にしてみてください。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

維持費が安い輸入車はどれですか?

車名で一律には言えませんが、排気量1.5L以下・車両重量1.5t以下・燃費の良い車は、税金と燃料の面で維持費を抑えやすいです。公式の諸元表で候補を並べて比べてみてください。

外車で税金が安いのはどんな車ですか?

自動車税は排気量で決まるので、1L以下の区分に入るポロやT-Crossの1.0 TSIのような車は年額25,000円です(2019年10月1日以後に初登録した場合)。国産車と同じ表で決まります。

維持費の安い外車のSUVはありますか?

コンパクトなSUVなら、排気量1.5L以下・車両重量1.5t以下に収まる車があります。T-Crossやレネゲードがその例です。

輸入車はレギュラーガソリンで走れますか?

今回並べた小さめのグレードは、ほぼ無鉛プレミアム(ハイオク)指定でした。車検証の「燃料の種類」の欄や取扱説明書で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 維持費が安い外車の条件は、排気量・車両重量・燃費・保証の4つ
  • 自動車税と重量税は国産車と同じ表で、小さく軽い車ほど下がる
  • 小さめの輸入車もハイオク指定が多いので、燃料代はハイオクで計算する
  • SUVは排気量1.5L以下・車両重量1.5t以下を目安に候補を絞る
  • 乗り換える前に、今の車の相場を調べて下取りと買取の見積もりを比べる
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